"span"Amazonより

"span"   ストーリーの練られた、予想以上によくできたサスペンス、『チェンジング・レーン』は、復しゅうの物語だ。発端は、自動車事故。敏腕弁護士（ベン・アフレック）は、保険のセールスマン（サミュエル・L・ジャクソン）の車と接触事故を起こすが、傲慢な態度でその場を立ち去る。現場に残してきてしまった重要なファイルを取り戻そうとするベン・アフレック。ファイルさえ戻れば、何もかもうまくいく。その一方、何もかもを失いそうなサミュエル・L・ジャクソン。家族は彼のもとを去ろうとしており、貯蓄も底をついていた。監督は『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル。社会的に正反対の立場にいる2人の男を通して、エスカレートしていく憎しみを描き出す。脇を固めるのは、監督として映画も撮っているシドニー・ポラック。『アイズ・ワイド・シャット』でも見せたように、曲者ぶりを存分に発揮している。心の中にある罪の意識に気づくことが大切だと『チェンジング・レーン』は教えてくれる。（Jeff Shannon, Amazon.com）

"span"レビュー

"span"若手敏腕弁護士とアル中の中年サラリーマン。一生知り合うはずのない二人の男が、高速道路で車の接触事故を起こしたことをきっかけに、互いの人生に決定的な影響を与えてしまうサスペンス・ドラマ。監督のロジャー・ミッチェルは、ラブコメの『ノッティング・ヒルの恋人』で当てた人だが、ここでは派手さを抑えたミニマルな演出でもって、陰影ある物語をじっくりと語ってくれる。傲慢さの下にナイーヴさを覗かせるベン・アフレック、いつもと正反対の小市民に扮するサミュエル・L.ジャクソンと、主演の二人も好演しているが、それを上回ってアフレックの妻役のアマンダ・ピートが絶品! 端役ながら『マテリアル・ウーマン』に通じるイヤミ女っぷりが強烈だ。 (長谷川町蔵) --- 2003年06月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)"span"

製作: スコット・ルーディン 監督: ロジャー・ミッチェル 脚本: チャップ・テイラー/マイケル・トルキン 撮影: サルバトーレ・トティノ プロダクションデザイナー: クリスティ・ズィー 音楽: デヴィッド・アーノルド 出演: ベン・アフレック/サミュエル・L.ジャクソン/トニー・コレット/シドニー・ポラック/ウィリアム・ハート
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）